離婚前に解決しておくべき子供に関する問題とは?

離婚は、子供の人生に大きな影響を及ぼします。

良い影響もあれば、悪い影響もあります。できるだけ悪影響を与えないように、子供を尊重した態度をとりましょう。 今回は、離婚する前に解決しておくべき子供に関する問題を解説していきます。
離婚を検討している方は、話し合いの参考に本記事に目を通してみてください。

子供に関する問題で、離婚前に解決しておいた方がよいものとは?

子供の不利益を少しでも減らすために、離婚前に決めておきたいことを8つご紹介していきます。


子供の意思などを配慮して、どちらが親権を持つか決める

子供が20歳未満の場合、父母のどちらが親権を持つか、決める必要があります。

親としては、子供を手放したくないという思いが強いあまり、つい自分たちの気持ちばかりを主張してしまいがちですが、どちらの親のもとで育つのが、より子供の利益のためになるのかを考えましょう。 そして何より、子供の意思を尊重することが大切です。子供にプレッシャーをかけてしまわないように気をつけながら、子供の気持ちを汲み取って上げる必要があります。


養育費の金額や支払い方法

養育費の金額や支払い方法も決めておく必要があります。裁判所のホームページで「養育費算定表」を確認すれば、養育費の相場を確かめることができます。

養育費は、支払う側と受け取る側の年収や雇用形態、子供の年齢や人数によって決まってきます。

養育費については、口頭でとりきめるだけではなく、離婚協議書を作成し、公正証書にしておきましょう。公正証書にしておけば、法的効力を持たせることができるため、養育費の支払いが滞った場合には、相手方の給与口座を差し押さえ、強制徴収することも可能です。残念ながら、きちんと養育費を支払う人ばかりではありません。子供のために、しっかりと公正証書を作成しておきましょう。


面会交流の頻度

親権を持たない方の親は、面会交流をする権利があります。
面会交流とは、非親権者の親が、子供に面会する権利のことです。近くに住んでいる場合、月いち程度の面会交流になることが多いようです。

これは、どちらかと言うと子供のための権利です。

いくら夫婦仲が悪くなったといっても、子供には関係ありませんから、子供が会いたいと望めば、面会交流の権利を行使することができます。
ただし、子供が暴力をふるわれていた、などの場合、面会交流をすることが子供の不利益となり得るため、無理に面会交流をする必要はありません。面会交流の頻度や連絡方法、子供の受け渡し場所などについても、書面にして残しておきましょう。


子供の姓は父母どちらのものにするか

離婚後の子供の姓を父母どちらのものにするか、決めましょう。

現在日本では夫婦が離婚すると、多くの割合で母親が子供の親権を持ちます。ですから、母親の姓に合わせて、離婚後、子供の姓を変更する必要がある場合が多いのです。
離婚後も父親側の苗字でい続けることは可能ですが、生活の便宜上、やはり親権者と同じ姓にするケースが多いです。子供の姓を変える場合には、裁判所での手続きが必要な他、子供の保険や通帳などの名義も変更する必要が出てきます。


児童手当の受け取り者変更の手続きはどうするか

児童手当の受取人の変更が必要か否か、についても話し合っておきましょう。
児童手当は基本的に世帯主が受取人となり、世帯主の銀行口座に振り込まれます。離婚してこれまで非世帯主だった方が子供の親権者となる場合、児童手当の受取人を子供の親権者に変更したほうが、今後の生活上都合が良い場合が多いです。
受取人を変更しないままでいることも可能ですが、そうすると毎回、離婚した元配偶者に児童手当のお金を送ってもらわなければなりません。


保険の支払人や受け取り人は誰にするか

子供に関する保険の支払人や受け取り人は誰にするか、も考えましょう。学資保険など積立式の保険を解約する場合には、財産分与の対象になりますので、きちっと財産分与を行いましょう。
解約をせずに、そのまま保険に加入し続けることもできます。

その場合、保険金の支払人や受取人を変更すべきかどうか検討し、必要ならば変更の手続きを行いましょう。


学校への対応はどうするのか

転校、子供の姓の変更、学校への告知など、学校への対応はどうするのか、誰が対応するのか、についても話し合いましょう。

離婚後、子供が今住んでいるところから遠くへ引っ越すとなると、学区が変わって転校を余儀なくされます。 学校という、子供にとって重要な環境が変わることは、とても重大な問題です。そのことも踏まえ、離婚後の転居先についても慎重に検討する必要があります。


子供への説明はどうするか

離婚が突然決まった場合、子供は、自分は愛されていないのかも、とか、自分が原因で離婚するのかも、と思い悩むことがあります。
子供に愛情があるのなら、離婚しても、変わらず自分は親であること、愛情は変わらずあること、離婚は子供のせいではないこと、などをきちんと説明しましょう。


さいごに

離婚は、結婚の失敗、というイメージがあります。
ですが、離婚した方が、子供にとっても、親にとっても、ハッピーになる可能性は大いにあります。離婚を幸せな未来のためのステップにするか、人生の汚点にするのかは、これからの生き方次第なのです。
子供のために、そして自分のために、離婚をきっかけに、より幸せな人生を歩みはじめましょう。

離婚に関連する記事

Copyright (C) 離婚後の生活設計ガイドブック All Rights Reserved.